5月の連休ごろから、今年も路傍のあち
こちで小さなヒナゲシが咲き始めていた。
ピンクがかった淡いオレンジ色の可憐
さを備えたナガミヒナゲシだ。
印象派の巨匠クロード・モネが描いた
「アルジャントゥイユのひなげし」では
ヒナゲシが咲き乱れる野道を母と娘が
歩いている姿が描かれ、娘の手には
摘まれた花があるほのぼのとした絵だ。
だが、街の掲示板には、路傍のヒナ
ゲシを見つけ次第、摘み取り、種子は
絶対に散逸しないよう処分しろとある。
ナガミヒナゲシは1つの個体で最大
16万粒ほどの種を放出する猛烈な繁殖
力を備えているため、このまま放置
すれば全国の路傍や野原が占拠されて
しまうことを危惧してのことだ。
ナガミヒナゲシは、地中海沿岸原産の
ケシ科の一年草で、昭和36年(1961年)に
東京都で最初に見つかって以降、今では
ほぼ全国に広がってしまっているという。
ナガミヒナゲシは、特定外来生物に
指定されておらず、今では帰化植物の
代表格に収まってしまっている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
ナガミヒナゲシ
0 件のコメント:
コメントを投稿