明治時代に建設されたロマネスク様式の
奈良少年刑務所がホテルに生まれ変わる。
明治41年(1908年)山下啓次郎設計に
よる千葉や長崎などと共に五大監獄の
一つとして建造された。
幕府直轄の奈良奉行所(現奈良女子大学)
北側に存在した奈良監獄が、聖武天皇の
陵墓間近に存在することはダメとされた。
移転先探しで二転三転した後、北東の
奈良山丘陵東部の奈良坂に決まった。
イスラム風のドームを備えた正門は
美しいロマネスク様式で人気が高い。
また、庇下部分などには、ロンバル
ディア帯の装飾を備えていることも
外観を一段と際立たせている。
イギリス様式の赤レンガ積みで、レンガ
建造物としても指折りの文化財だ。
老朽化などを理由に、取り壊しとなって
いたが、地元などの保存運動が実り
2016年7月に、法務省が今年度末で閉鎖
後、新たにホテルや博物館など民間が
運営する施設で保存・活用方針を発表。
5月26日に、ホテルとして2032年に
開業を目標に活用されると発表した。
網走監獄と同様に、放射状に広がる
5棟の長い監房棟などを備えている。
2017年2月に、建造物17棟が国の重要
文化財に指定されている。
100年以上にわたり、囚人たちが過ご
した部屋で見るのはどんな夢だろうか。
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