5月4日、北京市はPM10濃度が2000㎍を
超える煙霧・黄砂に見舞われ、移動が不可能な
状況になった。
降砂量が30~40万トンとの推計も。
2015年4月以降で最も深刻な汚染で、WHO
環境基準値の100倍に相当する汚染濃度に。
黄砂は、新疆や内蒙古地域の黄土地帯で
巻き上げられた土壌が黄砂となって飛来。
北京市域でも、黄砂が天から降ってくる
状況になり、積ることも少なくない。
押し寄せる黄土の波は、北京市郊外まで迫り
北京市の遷都も課題に。
加速する砂漠化の大きな原因として、無秩序で
杜撰なインフラ開発や開墾と放牧がある。
インフラ開発に備えた過剰な伐採や開墾が
原因の6割以上にも達し、経済発展のツケに。
加えて、内陸の湖沼面積は縮小し、河川の
水枯れによる「断流」が随所に発生。
市民の重要な生活用水供給の役割を備えて
いた市内の河川のうち、既に21河川が枯渇。
奥地の新疆のタリム河農業用水ですら水量が
97%減少し、内蒙古でも湖沼が30%も減少。
飲料水を地下水に頼る都市部では、地下
水位が年々低下し、7割の都市が飲料用水
確保に苦労する。
北京市では、飲料用に備えた水資源の絶対
量が不足しており、すでに砂漠都市の様相。
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