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2017年6月16日金曜日

シカ・イノシシ対策にはオオカミを

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
オダマキ



都市部に生活する人々にとって、農林

業における野生鳥獣による被害には、

直接的な影響がないため関心が低い。

最近、報道される機会が増えたジビエ

関連が関心の的程度だ。

近年の鳥獣による農作物被害額は、概ね

200億円程度で、届け出のない個人の

菜園被害を加えれば倍増するだろう。

被害防止に備えた対策で柵や電気柵が

設けられているが安全管理も必要だ。

主要な獣種別の被害金額では、おおむね

シカが70億円、イノシシが60億円だ。

野生猿の被害も10億円を超えている。

耕作放棄地の拡大とともに、これら害獣

たちは人里に侵入し、被害が拡大。

狩猟者の減少も害獣の増加に繋がって

いるため、最近、再び議論されるように

なったのが、米国の成功例にならった

オオカミの導入だ。

1905年(明治38年)1月、奈良県東吉野村

鷲家口で捕獲されたニホンオオカミを

最後に国内からオオカミは姿を消し

絶滅種となった。

日本人は、幼少時の童話「赤ずきん」の

影響で、オオカミは人を襲う凶暴性を

備えた野獣というイメージが強いが、

専門家は決して、むやみに人を襲うこ

ともないので、シカやイノシシ対策には

有効な手段になると導入を勧めている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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