国民の健康をむしばむ大気汚染問題は
益々深刻さを増す中で、中国政府も
改善に備えた対策を打ち出しているが
目に見えた効果が出ていないのが現実。
所得の増加に伴い、国民の自家用車の
所有率が上がり、大気汚染に加え道路
渋滞などの社会問題が深刻化。
そこで政府の後押しで2016年から登場
したのが自転車シェアリング。
中国自転車協会の発表では、2016年に
全国で約200万台のレンタサイクルが
設置されたが、2017年に入りレンタ
サイクルを運営する企業は有利な融資を
得られることなどで、全国的なブームと
なり、台数は急増し10倍の2000万台に。
運営制度の導入に備えた準備も整はぬ
内に短期間で展開が進んだために、
お決まりの盗難車の多発や放置自転車に
よる通行障害などの問題だ一気に爆発。
協会の統計では、廃棄自転車で生じた
スクラップ金属は30万トンにもなり、
建造を進める空母5隻分の重量に相当。
1台12,000円の自転車のスクラップの
売却処分代金は70円ほどで、解体には
はるかに多くの費用が掛かる。
公共物を大切にする認識を備えぬ国民
性も災いして、各所に自転車の山が。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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