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2017年7月8日土曜日

中国 1年で10倍に増えた自転車シェア

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
タチアオイ



国民の健康をむしばむ大気汚染問題は

益々深刻さを増す中で、中国政府も

改善に備えた対策を打ち出しているが

目に見えた効果が出ていないのが現実。

所得の増加に伴い、国民の自家用車の

所有率が上がり、大気汚染に加え道路

渋滞などの社会問題が深刻化。

そこで政府の後押しで2016年から登場

したのが自転車シェアリング。

中国自転車協会の発表では、2016年に

全国で約200万台のレンタサイクルが

設置されたが、2017年に入りレンタ

サイクルを運営する企業は有利な融資を

得られることなどで、全国的なブームと

なり、台数は急増し10倍の2000万台に。

運営制度の導入に備えた準備も整はぬ

内に短期間で展開が進んだために、

お決まりの盗難車の多発や放置自転車に

よる通行障害などの問題だ一気に爆発。

協会の統計では、廃棄自転車で生じた

スクラップ金属は30万トンにもなり、

建造を進める空母5隻分の重量に相当。

1台12,000円の自転車のスクラップの

売却処分代金は70円ほどで、解体には

はるかに多くの費用が掛かる。

公共物を大切にする認識を備えぬ国民

性も災いして、各所に自転車の山が。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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