奈良公園内には、鹿苑に収容されている
シカを除くと、おおよそ1200頭ほどの
シカが生存している。
国の天然記念物であるため、大切に保護
されている。
一方、保護区域外に出て田畑を荒らす
シカへの対策に備えた検討もされて
いるが、春日大社の神鹿という側面も
あり、取扱いに苦慮している。
全国的に問題化されているのが、野生の
二ホンジカに食害の問題だ。
推定では、300万頭をはるかに超える
二ホンジカが生息しており、環境省も
削減に向け捕獲事業の推進に備えた
対策を進めるが容易ではない。
かってはニホンオオカミが野生鹿を
始め、野生動物の異常繁殖に歯止めを
掛ける役割を担っていた。
鹿皮需要の高まりで、オオカミと競合
するようになり、オオカミを捕殺し、
毒殺するなどをした結果、1905年を
最後に、ニホンオオカミは絶滅した。
ヨーロッパでは、放牧されている羊を
襲うために日本同様にオオカミの駆逐が
進められ、ドイツなどでは絶滅した。
最近になって、東ヨーロッパなどに
逃れていたと思われるオオカミが、
ドイツに戻って来て、繁殖に備えた
保護の成果で200頭ほどに増加している。
デンマークでも、ドイツから来たと推定
されるオオカミ5頭が200年ぶりに確認
されて、大きな話題になっている。
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