2017年7月5日に、- 福岡県で出された
大雨特別警報について気象庁は、島根
県で午前中に出された 特別警報と同様、
梅雨前線の南下により線状降水帯が
発達した結果によるとしている。
多量の水を含む湿った空気が上昇して
形成された積乱雲が群となって移動する
「バックビルディング型」と呼ばれる
形態となり、線状降水帯を形成する。
7月5日昼頃の気象状況では、福岡県と
佐賀県境に位置する「脊振山地」東端で、
南西方向から太平洋高気圧の縁を回って
流れ込む暖かく湿った空気と5日未明
から梅雨前線が九州北部まで南下した
ため、前線の北側の大陸からの乾いた
空気が北西方向から吹き込んだ。
この2つの風が脊振山地を避ける形で
風下に当たる山地東端でぶつかり、
暖かい南西風は相対的に冷たい北西風の
上に乗り上げて激しい上昇気流となり、
積乱雲が発生し、この積乱雲は風に
流されて東方向の大分県方面へ動く一方、
湿った南西風は分散せず同じ場所で
上昇し続け、積乱雲が列のように並ぶ
線状降水帯が形成されたと。
この線状降水帯形成場所が朝倉市周辺
付近であったため、長時間、豪雨に
曝されることとなった。
線状降水帯による最近の主な豪雨災害は、
2016年8月30日、岩手県岩泉町 台風
10号による豪雨、1時間当たり70.4mm
8月1ヶ月間の雨量に相当する248mmの
豪雨よる洪水で岩手県内で21人が死亡。
2014年8月20日、広島市内で豪雨による
土砂災害で74人が死亡。
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