1月18日、NASAと米海洋大気局(NOAA)は、
2017年に世界各地で観測された気温データの
分析した結果を発表した。
報告では、2017年の世界の平均気温は前年に
次いで過去2番目に高かった。
2017年の平均気温は、1951年からの30年間の
平均気温より0・9度高く、記録が残る1880年
以降で最も暑かった2016年に次いで2番目の
暑さとなり、世界の気温を押上げるとされる
エルニーニョ現象が発生しなかった年としては、
これまでで最も暑い年となった。
また、南極周辺の氷の量は観測が始まって
以降最も少なくなっており、北極海の氷も
これまでで2番目に少なくなっている。
この傾向についてNASAなどは、二酸化炭素
など温室効果ガスを排出する人間の活動が
最も大きな要因だと警鐘を鳴らしている。
2017年6月に、トランプ大統領は地球温暖化
対策に備えたパリ協定からの離脱方針を表明
して、世界に大きな衝撃を与えたが、8月4日
国連気候変動枠組み条約事務局に対し正式に
離脱方針を通知している。
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