急激な人口増加の抑制に備えて、1979年に
導入された「一人っ子政策」は廃止されて、
2016年1月1日から正式に「全面的な二人っ子
政策」が施行され、2人目の出産が認められた。
国家統計局の報告では、2017年の年間出生
数は1723万人で、全人口に対する出生率は
1・24%、また、二人っ子政策を開始した20
16年の年間出生数は1786万人で前年と比べて
131万人増加、出生率は12・9%だった。
党中央は、急激な高齢化による国力減衰阻止に
備えた一人っ子政策の廃止と、二人っ子政策
への転換ではあったが、政策の施行後も当局が
期待した出生率の急激な上昇や人口増加は
見られず、社会が抱える高齢化問題について、
専門家は「多少和らげる程度の作用しかない」
との冷めた見方を示している。
北京大学の調査では、「すべての夫婦に二人
目の子どもを持つことが認められたが、所謂
ベビーブームは起きていない」と指摘。
新政策が導入された後に、北京や遼寧省など
10省の15歳までの子どもを持つ親を対象に、
2016年4月から半年かけて調査を行った。
調査結果では、二人目の出産を望む親は僅か
20・5%に止まり、53・3%は二人目を望まない
との否定的な考え方だった。
地方都市でも、大差がなく楽観的な見方は
許されないとし、全国の合計特殊出生率は
1・5程度とされ、人口の減少傾向は不可避だ。
若年層からは、子供1人ですら養えないのに、
とか、子供が生まれれば生活水準が下がる、
学校も医療機関も増えていないと不満が充満。
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