様々な感染症のうち、人間と動物が共通して
罹る感染症は、全感染症の半数を占めており、
人獣共通感染症と呼ばれる。
このうち感染症法でリスクが最も高い「1類
感染症」に指定されているエボラ出血熱や
ペストなど、致死率の高い感染症も多くある。
動物から直接感染するだけでなく、蚊や
ダニが媒介する感染症もある。
野良猫にかまれて重症熱性血小板減少症候群
(SFTS)に感染し死亡した例や愛玩の鳥から
感染するオウム病で妊婦が死亡した例もある。
こうした事例を受けて、農林水産省は2017年
11月に、ペットの犬や猫の体内に耐性菌が
いるかどうかを確かめる調査を始めた。
抗生物質などの抗菌薬に耐性を持つ耐性菌は、
薬が効かないため病院内などで感染が広がり、
体力が落ちた高齢者などが死亡ケースが出る。
調査では、病気で動物病院を訪れた犬や猫の
尿などの検体検査で、耐性菌の有無を調べる。
2017年4月、政府は耐性菌対策をまとめた
国の行動計画を決定し、抗菌薬が使われる
ペットについても、薬剤耐性菌の情報収集の
方針を盛り込んでいる。
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