中国当局は、貧困撲滅に備え「2020年までに
貧困人口をゼロに」の目標を掲げて、各地で
撲滅運動を積極的に推進している。
中国が定める貧困ラインは年間収入2300元
(約3万9100円)だが、世界銀行が2015年に
新たに設定した1日1・9ドル未満(年間計算で
693.5ドル、約7万8366円)の国際貧困ライン
基準の半分しかない。
基礎的な生活水準の向上に備えた地方産業の
育成などでは、目標達成期限に間に合わない
ためか、地方の山村を丸ごと都市部へ移転
させるなどの荒っぽい施策で、撲滅運動を
進めているほか、専ら現金支給が基本らしい。
中国メディアによれば、国家審計署の全人代
(国会に相当)の常務委員会への報告書では、
2016年10月までに約970人の地方政府幹部が
約33億元(約561億円)規模の貧困救済資金を
着服したとされる。
1人当たり、6000万円にも達する巨額な金が
横領されていたことになるが、表面化して
いない少額の横領金を加えれば膨大に金額が
貧困者に渡らずに闇に消えていることになる。
組織的な横領に備え、虚偽の貧困者や架空の
貧困者を仕立て上げるなどが行われている。
2017年だけで、「貧困層」と認定された約10万
2000人の住民が、.政府の救済資金を騙し
取ったとして貧困者資格を剥奪されている。 備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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