地球温暖化がもたらす大きな災禍への関心
ごとの一つに、北極や南極に存在する氷河や
棚氷、海氷などの融解に伴う海水面の上昇が
あるが、 国連気候変動に関する政府間パネル
(IPCC) での議論でも、もし南極の氷が全て
融解すれば海水面は40~70m上昇し、多くの
国が水没や浸水の被害が出るとされた。
最近の米豪の研究者たちの報告では、南極
大陸東部にに存在する地域最大のトッテン
氷河の融解が急速に進んでいるという。
約300万年前にトッテン氷河が崩壊して海に
流れ込んだときは、世界中の水面が6~9mも
上昇したとされる。
最近の研究で、深海の峡谷から上昇する
暖かい海流によってトッテン氷河の下側が、
暖かい水に曝されて急速に融解が進んでいる。
温室効果ガスの濃度が高くなることによる
気温上昇だけでなく、南極上空を巡る西風帯の
流れが強くなっている。
その結果、西風が南極に近づき、暖かい水を
トッテン氷河の基底部に送り込んでいるため、
氷河は下面から急速に解けつつあるという。
すでに海水はトッテン氷河の棚氷の端から、
その岩盤を約125kmも内陸に進んだ地点まで
等高線沿いに露出させて谷を刻んでおり、
その深さは海面下3km以上に及ぶ。
トッテン氷河が全て融解すると、西南極大陸
全体が融解した場合と同じくらい海水面が
上昇する可能性を備えるという。
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