2011年の東北地方太平洋沖地震の後、最も
懸念され、不安だったのが富士山の噴火。
貞観地震(869年、M8・4)の2年後に鳥海山、
更に、十和田カルデラ噴火(915年)が発生した。
そして、宝永4年(1707年)10月、南海トラフで
東海地震・東南海地震・南海地震が連動した
巨大地震、宝永地震(8・4-8・6)の発生後の
49日目に富士山が噴火した(宝永噴火)。
この噴火による降灰は広く関東地方に大きな
災害をもたらしたとされ、江戸の町中には
5~10cmの灰が積もった記録が残る。
約7,300年前の喜界カルデラ噴火では、降灰は
東北地方まで及び、近畿地方では20cmほどの
降灰があったとされ、鬼界アカホヤ火山灰と
呼ばれて、地層の年代識別に利用されている。
もし、宝永噴火と同等の噴火で関東地方に
大規模な降灰があった場合に備えて、政府は
遅まきながら本格対策に取り組むという。
1cmほどの降灰で交通網に影響が出て、一部の
交通網で渋滞などが発生し、1cm超、3cm
ともなれば大規模停電や上水供給機能がマヒ、
10cmともなれば都市機能は完全マヒとなり、
日常生活の維持が困難になる。
一夜にして、都市機能が混乱する降灰は充分
想定される事態であるだけに対策は喫緊の課題。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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