2011年(M6・7 震度7)に続き、2018年5月
(M5・1 震度5強)にも震源地となった長野県
北部の栄村と県境を接する新潟県中魚沼郡
津南町まで、2004年の中越地震(M6・8 震度
7)の震源域に接する小千谷市から十日町断層が
存在し、この断層の影響が推測される。
新潟県中越地震は、2004年(平成16年)10月
23日に、新潟県中越地方を震源として発生
したM6.8、震源の深さ10kmの直下型地震。
その後1時間以内にM6・0以上の地震が3回
発生したほか、10月27日M6・1の余震を含め
大きな余震が本震の震源周辺各所で発生し、
これらの余震の震源断層を震源とした余震も
相次ぎ、中小規模の余震が長期間続いた。
このため、本震の震央付近の魚沼丘陵に位置
する山古志村, 川口町では多数の地滑りが
発生し, 多くの道路や河川に被害が続出した。
新潟県中越地震が発生した領域は、東側に
新発田-小出線と呼ばれる中新世に形成された
断層により、6000mを越える火山噴出岩や
堆積層が盆地を形作っている。
また、日本海から続く歪の集中域でもあり、
新潟ー神戸歪集中帯と呼ばれ、歴史時代から
大規模な地震に見舞われてきた。
新潟県中越地震では、震源断層を特定して
表示しておらず、「歪み集中帯で発生した
地震」とされている。
日本海の拡大の動きに伴い地殻が引っ張られて
陥没して形成された地溝帯(リフト)の不均質な
地層構造による歪の蓄積が震源の広がりや
地震数を大きくした。
日本列島内陸部で発生した新潟県中越地震では、
死者 68 人,重軽傷者 4,795 人,住宅全半壊
121,495 棟ほか、道路や河川に被害が多発した。
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