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2018年6月5日火曜日

内陸の大地震だった 新潟県中越地震  

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
多 羅 葉



2011年(M6・7 震度7)に続き、2018年5月

(M5・1 震度5強)にも震源地となった長野県

北部の栄村と県境を接する新潟県中魚沼郡

津南町まで、2004年の中越地震(M6・8 震度

7)の震源域に接する小千谷市から十日町断層が

存在し、この断層の影響が推測される。

新潟県中越地震は、2004年(平成16年)10月

23日に、新潟県中越地方を震源として発生

したM6.8、震源の深さ10kmの直下型地震。

その後1時間以内にM6・0以上の地震が3回

発生したほか、10月27日M6・1の余震を含め

大きな余震が本震の震源周辺各所で発生し、

これらの余震の震源断層を震源とした余震も

相次ぎ、中小規模の余震が長期間続いた。

このため、本震の震央付近の魚沼丘陵に位置

する山古志村, 川口町では多数の地滑りが

発生し, 多くの道路や河川に被害が続出した。

新潟県中越地震が発生した領域は、東側に

新発田-小出線と呼ばれる中新世に形成された

断層により、6000mを越える火山噴出岩や

堆積層が盆地を形作っている。

また、日本海から続く歪の集中域でもあり、

新潟ー神戸歪集中帯と呼ばれ、歴史時代から

大規模な地震に見舞われてきた。

新潟県中越地震では、震源断層を特定して

表示しておらず、「歪み集中帯で発生した

地震」とされている。

日本海の拡大の動きに伴い地殻が引っ張られて

陥没して形成された地溝帯(リフト)の不均質な

地層構造による歪の蓄積が震源の広がりや

地震数を大きくした。

日本列島内陸部で発生した新潟県中越地震では、

死者 68 人,重軽傷者 4,795 人,住宅全半壊

121,495 棟ほか、道路や河川に被害が多発した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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