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2019年6月18日火曜日

北海道東部 千島海溝の巨大地震の評価

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
オオデマリ



北海道東部では、古文書などによる記録は

残らないが、最近の調査で現在の海岸線から

1~4Kmまで津波が到達した痕跡が確認されて

おり、海岸から離れた湿原の土中や海食崖の

上部等でも津波堆積物が確認されている。

その解析から17世紀に1952年3月の十勝沖

地震(M8・2)をはるかに超える規模の津波が

発生していたことが確認された。

正確な発生年は確定出来ないが、既存の知見

から、1611年から1637年の間に発生と評価。

これまでは、この地震は十勝沖と根室沖の

震源域が連動する地震であると評価されて

来たが、その後の研究により、この津波を

発生させた地震は、両領域が海溝寄りの領域を

含んで破壊する東北地方太平洋沖地震(2011年)

同様の特徴を持ち、規模はM8・8に達した。

このような巨大地震は、津波堆積物から17

世紀と推定された地震を含め過去6500年間に

最多で18回発生したと推定されている。

堆積した砂層の数や内陸方向の分布が調査

地点によって差があり、推定される地震(津波)

規模や発生時期は不確実性が大きく、必ずしも

全ての地震が17世紀と同様の震源域・規模で

あるとは限らないが、根室沖の領域を含む

地震である可能性が高いものの、震源域を

推定することは困難。

しかし、北海道東部に巨大な津波が繰り返し

来襲したことは事実であることから、包括

してひとつの地震の型として改めて評価した。

発生間隔には約100~800年とばらつきがあるが、

北海道厚岸郡の調査結果を使用すると、その

平均発生間隔は約340~380年と推定された。

○将来の地震発生の可能性  

 地震の規模  : M8・8程度以上

 地震発生確率: 30年以内に、7%~40%  (地震発生確率値の留意点)

 地震後経過率: 1・01~1・18 

 平均活動間隔: 約340~380年

 最新発生時期: 17世紀

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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