国際がん研究機構(IARC)は、2018年9月に
世界の185ヶ国における36種類のがんの
発病率、死亡率のデータを明らかにした。
その中で、食道ガンについて2018年には
全世界で57万2000人が新たに食道ガンと
診断され、50万9000人が死亡したという。
中国の食道がんの発病率とそれによる死亡率は
世界で2番目に高いが、人数では世界の食道
ガンの発病者数と死亡者数のうち、およそ
55%が中国人だったという。
近隣国の韓国や日本では、食道ガンの発症
率はそれほど高くないのに、中国が突出して
いる理由は何なのだろうか。
専門家は理由として、1)火鍋などで熱い
料理を食べることと熱い食材をそのまま飲み
込むことが多い習慣もあること。
2)四川料理など辛い食べ物の取り過ぎ。
3)硝酸塩や亜硝酸塩が含まれている漬物を
好んで食べる習慣が全国的に存在すること。
4)ガン発症との関連性を備える喫煙と飲酒
機会が多く、特に最近の研究で、喫煙者は
非喫煙者よりも扁平上皮食道がんを発症する
可能性が5倍も高いことが明らかにされている。
5)中国人の食べ方にも問題があるとする。
硬いものや十分に咀嚼されていない食べ物は、
食道の粘膜を傷つけ、損傷と回復のプロセスを
繰り返す過程で食道がんの前癌病変を引き
起こす可能性が指摘されている。
白酒など、アルコール度数が50度もある強い
酒を直接飲むことで食道を傷つけることにも
同じことがいえる。
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