中國では、地上では高速鉄道建設が急ピッチで
進められ、総延長距離が29,000Kmを超え、
30,000Kmにも達する勢いだ。
他方、地下でも地下鉄の建設ラッシュが続く。
地方政府は、GDP実績の嵩上げに備えて
インフラ整備に熱心で、高速道路建設に加え
都市部での地下鉄建設が進む。
現在では33都市で地下鉄が走っており、その
総延長距離は4600Kmに達するという。
高速鉄道の営業路線で、利益が出ているのは
大都市の北京と上海間を結ぶ京滬高速鉄道と
北京と広東間の京広高速鉄道だけという。
地下鉄についても同様で、20018年では杭州、
青島、深セン、北京の4都市だけが収支バラ
ンスが取れていたとされるが、その他の24
都市は赤字運営だったという。
都市の開発と市民生活の利便性に備えた投資と
言えば聞こえは良いが、2018年の収支比率は
わずか72%に止まり、前年より8%減少。
28都市の概算統計によると、2018年の地下鉄
1Km当たりの平均運営経費は23・8元(約380円)、
対する営業収入は17・2元(約275円)に過ぎない。
2015年に国家発展改革委員会は、健全な運営に
備えた地下鉄建設の要件として、1日1Km当たり
旅客輸送量が延べ7000人を下回らないこと、と
する基準を定めたが、6都市が基準以下だという。
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