2019年12月8日に最初の新型コロナウイルス
感染患者が報告されたが、専門家の分析では
ヒトからヒトへの感染は、既に11月末には
始まっており、8日頃から急激な感染拡大が
始まったとしている。
感染ルートとして、咳やくしゃみによる
飛沫感染や濃厚接触による感染のほかに、
[糞口ルート]による感染可能性も指摘されて
おり、感染者の排泄物を介してウイルスが
広まる可能性もあると指摘している。
中国疾病対策予防センターの2月15日発表の
報告書では、黒竜江省の19人の感染者の便
から新型コロナウイルスが検出されたとする。
また、研究チームが同ウイルスの発生源と
される武漢市の病院で感染者178人の肛門
から採取した検体からウイルスが検出された。
このことは、新型コロナウイルスは肺など
呼吸器系統だけでなく、消化器官にも入り
込んでいる可能性を示すとしている。
研究チームによる調査では、感染者の身体の
複数ヶ所から検体を採取して、ウイルスが
細胞に入り込むのを手助けする酵素が活発か
どうかを分析した結果、この酵素が肺だけで
なく消化器官にもあることが分かったという。
韓国内での、急激な感染の都市間への拡大や
市中感染の爆発的感染には、エアロゾル感染
だけでなく、糞口ルートによる感染もある。
韓国内で行われた公衆トイレの出口調査で、
利用者の中で手洗いをして出てきた人は、
1割程度だったとする報告内容からも、韓国
人は口では言っても、河川への汚物の垂れ
流しの実態からも公衆衛生に関する観念の
希薄さが、感染拡大の大きな要因だ。
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