世界保健機関(WHO)などの専門家チームが
行った新型コロナウイルスについての共同
調査の報告書が公表された。
2月20日までに中国で感染が確認された
5万5924人のデータについて感染者の症状の
特徴や致死率などについて詳しい分析をした。
感染者からみられた症状は
▽発熱が全体の87.9%、
▽せきが67.7%、
▽けん怠感が38.1%、
▽たんが33.4%、
▽息切れが18.6%、
▽のどの痛みが13.9%、
▽頭痛が13.6%などとなっている。
感染後、平均で5日から6日後に症状が出る。
感染者のおよそ80%は症状が比較的軽く、
肺炎の症状がみられない場合もあった。
呼吸困難などを伴う重症患者は全体の13.8%、
呼吸器の不全や敗血症、多臓器不全など命に
関わる重篤な症状の患者は6.1%だった。
重症や死亡のリスクが高いのは60歳を超えた
人や高血圧や糖尿病、循環器や慢性の呼吸器の
病気、がんなどの持病のある人だった。
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