蔓延等防止措置が適用されている大阪府では、
4月15日には新規感染者数が1208人に達し、
うち80%以上が変異株が占めている。
東京都も729人と700人を超えたが、変異株が
半数近くになっていると推測されている。
この状態が続くと、実効再生効力が1・32と高い
感染力を備えているため、5月に入ると変異株が
9割ほど占める事態になると予測されている。
WHOによれば、英国型の変異株を検出した
国は、4月13日の時点で132の国や地域に達し、
南アフリカ型が82、ブラジル型が52となった。
このほかにも、WHOの報告書では、[注目
すべき変異株]として、フィリピンや日本で
2021年2月に確認された変異ウイルスや、仏で
2021年1月に確認された変異ウイルスなど
6つを挙げており、それぞれより強い感染力や
ワクチンの効果を弱める免疫逃避の能力を
備えた変異ウィルスが出現している。
これらの変異は、コロナウィルスの表面に
ある突起形状のスパイクタンパク質での
変異によるもの。
スパイクタンパク質は、コロナウイルスの
表面を覆っていて、ヒトの細胞が最初にウィ
ルスと結合するヒト受容体に取り付く。
スパイクタンパク質が、様々に変異する。
東京を始め、関東圏では3月に確認された
感染患者の内、ほぼ3割が[E484K]変異株だと
報告されている。
このスパイクタンパク質のアミノ酸のうちで
484番目のアミノ酸に変異が認められるのが
[E484K]変異ウィルスと呼ばれ、英国や南ア
などで広がったものとは異なるタイプの変異
新型コロナウイルス。
大阪府や兵庫県で猛威を振るう英国型のVOC-
202012/01[B.1.1.7]のほかに、南アフリカ型
501Y.V2[B.1.351]、ブラジル型501Y.V3[P.1]の
3系統が主流となっている。
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