2021年初から、中国の外相がアフリカ諸国
5ヶ国を訪問して、積極的に中国製ワクチンの
売り込みを行った。
アフリカの豊富な資源を獲得を対象にした
資源外交とセットのワクチン外交。
3月19日には、中国政府の対外援助担当部署の
報道官が、中国製ワクチンの対外援助先は
発展途上国を中心に計80ヶ国と3国際組織に
上っていることを公表。
西欧の先進国からのワクチン入手が困難で
相当先になるとの見方が広がっている。
この隙を突き、ワクチン入手を急ぐアフリカ
諸国を中心に、供給先を急拡大させている。
しかし、問題も少なくない。
先ず、安全性の保証となるべき治験の最終
段階で行う第3相の治験を行っていないこと。
中國国内当局の承認過程や結果についての
情報の開示もあやふやで透明性にかけている。
80ヶ国への供給契約にしても、量が不明で
既に6億6000万回分を受注したとしている
情報でも、出荷は4000万回に満たないという。
これでは、各国の要人への手土産程度に止まる。
また、価格も非常に高く、ハンガリーは
シノファーム製ワクチンを1回分36ドル
(約3900円)で購入したが、これはロシアの
[スプートニクV]の3倍を超える。
取れるところから取るという商法だ。
一方で、国際オリンピック委員会(IOC)の
バッハ会長は、中国側から東京五輪参加者への
中国製ワクチン提供の申し出があったことを
公表し、EUも承認できない中国製ワクチンの
宣伝塔の役割を担う始末。
香港では、中国製ワクチン接種で死者が2人
出たとの報告もあり、仏大統領は中国製
ワクチンには安全性に問題があると指摘。
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