政府の地震調査委員会は、3月25日に、宮崎
県沖の日向灘で起きる大規模な地震の発生
確率について、再検討を行い評価を見直した。
18年ぶりとなった今回の見直しでは、日向灘
では17世紀以降、M7クラスの大地震が8回
発生し、江戸時代の1662年には宮崎市南部を
震源とするM7・6の地震が発生した。
外所(とんどころ)地震と呼ばれるこの地震では
加江田川河口付近にあった外所村が1m以上も
陥没し、水没した。
この地震はM8クラスの巨大地震であった
可能性があるとしている。
今後30年以内に、日向灘で大津波を伴う
M8程度の巨大地震の発生確率は[不明]と
しつつも、今後も同じ程度の規模の地震が
起きる可能性があると結論付けている。
また、南海トラフで発生が予想される巨大
地震については、今後30年以内にM8から
9クラスの巨大地震が起きる確率は、[70%
から80%]と変わらず高い確率になっている。
地震調査委員会によれば、日向灘で起きる
地震や津波について、過去10年間に様々な
研究機関が津波堆積物などの調査を進めて
きたが、ねんだいなどを特定できる信頼度の
高い痕跡は少なかったとする。
また、産業技術総合研究所が1662年に起きた
地震に伴う津波の堆積物とみられる地層の
分布から行ったシミュレーションでは、宮崎県
日南市南部の恋が浦の沿岸で、津波の高さが
最大11mに達したとする結果が得られた。
これは、地震調査委員会がM8クラスの巨大
地震であったとする推測を裏付ける結果に。
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