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2022年4月8日金曜日

日向灘周辺の地震 長期評価を18年ぶり見直し

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紅  梅



政府の地震調査委員会は、3月25日に、宮崎

県沖の日向灘で起きる大規模な地震の発生

確率について、再検討を行い評価を見直した。

18年ぶりとなった今回の見直しでは、日向灘

では17世紀以降、M7クラスの大地震が8回

発生し、江戸時代の1662年には宮崎市南部を

震源とするM7・6の地震が発生した。

外所(とんどころ)地震と呼ばれるこの地震では

加江田川河口付近にあった外所村が1m以上も

陥没し、水没した。

この地震はM8クラスの巨大地震であった

可能性があるとしている。

今後30年以内に、日向灘で大津波を伴う

M8程度の巨大地震の発生確率は[不明]と

しつつも、今後も同じ程度の規模の地震が

起きる可能性があると結論付けている。

また、南海トラフで発生が予想される巨大

地震については、今後30年以内にM8から

9クラスの巨大地震が起きる確率は、[70%

から80%]と変わらず高い確率になっている。

地震調査委員会によれば、日向灘で起きる

地震や津波について、過去10年間に様々な

研究機関が津波堆積物などの調査を進めて

きたが、ねんだいなどを特定できる信頼度の

高い痕跡は少なかったとする。

また、産業技術総合研究所が1662年に起きた

地震に伴う津波の堆積物とみられる地層の

分布から行ったシミュレーションでは、宮崎県

日南市南部の恋が浦の沿岸で、津波の高さが

最大11mに達したとする結果が得られた。

これは、地震調査委員会がM8クラスの巨大

地震であったとする推測を裏付ける結果に。

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