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2022年4月9日土曜日

南西諸島周辺  大規模地震の発生確率

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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政府の地震調査委員会は、南西諸島の周辺で

起きる大規模な地震の発生確率について、

M8クラスの巨大地震が発生するおそれが

あるとする計算結果を公表した。

沖縄県の先島諸島では、地震の規模に比べて

巨大な津波が発生した例もあるとして、十分な

注意が必要だと指摘している。

南西諸島の海溝や沖縄の与那国島の周辺で

起きる地震の規模や発生確率についての長期

評価を18年ぶりに見直し、検討結果を公表。

南西諸島周辺では、1911年に鹿児島県奄美

大島近海で起きたM8.0の喜界島地震がある。

最近の調査研究では、震源は前回の評価より

浅いと考えられると指摘している。

データには不確実性があるため、今後30年

以内にこの領域でM8程度の地震が発生する

確率は[不明]としつつも、同じ規模の巨大

地震はどこでも起こりうると結論付けている。

今後30年以内に、M7.0から7.5程度の大地震が

起きる確率は、南西諸島周辺では「不明」、

与那国島周辺では90%程度以上、南西諸島の

北西沖の沈み込むプレート内のやや深い場所で

起きる地震は60%程度と評価している。

先島諸島では、江戸時代、1771年に発生し

津波が最大で30メートルに達した[八重山地震

津波]と同じ規模の津波が繰り返し発生して

いると考えられるものの、メカニズムは不明で

地震活動の評価は困難だとしている。

地震調査委員会によると津波堆積物の調査

結果から、先島諸島では過去2000年の間に

1771年の[八重山地震津波]のほかにも、同じか

それ以上の規模の津波が少なくとも2回発生

していると指摘している。

2013年と2014年に、沖縄県の石垣島で行った

調査では、海岸から200mほど内陸でサンゴの

破片や貝などを含んだ3層の地層が確認された。

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