2022年の世界にとって最大の問題は、中国の
ゼロコロナ政策だとする指摘が出ていたが
それが現実化しそうな様相を帯びて来た。
年初の西安市から天津市へと都市封鎖や行動
制限が続いて北京オリンピックを迎えた。
お祭りが終わった途端、深圳市と東莞市、
広州市へと南部の生産・商業活動の中心地に
コロナウィルスの活動場所が移動した。
続いて金融・商業の拠点香港で猛威を振い
3月末には遂に上海市を直撃。
2600万人の都市封鎖を2週間にわたり強行
したが成果が見られず、連日の2万人台の
新規感染者が続き15日には2万7000人超に。
16日には、蘇州市と西安市でも行動制限が
実施されたとされ、西安市は2度目となる。
年初からオリンピック開催中までは主として
デルタ株が中心であったものが、その後に
より強い感染力を備えたオミクロン株が
置き換わり、急速な感染拡大に繋がっている。
報道では、45都市で何らかの都市封鎖が実施
され、3億7300万人が対象となっている。
各地方都市は、コロナ感染者発生は地方政府の
管理責任が問われることになるため、大袈裟な
都市封鎖や行動制限を実施する。
また、他の行政区からの入域者は、一定期間の
隔離観察が行われ、トラックの運転手も隔離
対象となるため、流通が各所で断絶。
サプライチェーンの断絶は、工場の生産活動を
麻痺させ、操業停止に追い込まれる企業も。
中国の今年のGDP成長目標は5・5%と設定
されたが、4%台への落ち込みは避けられない。
先が見えない全国規模での感染蔓延に対し
習近平はメンツにかけてもゼロコロナ政策を
続行するという。
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