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2022年4月25日月曜日

北海道 鳥インフルが猛威 野生動物も感染

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
エドヒガンサクラ



鳥インフルエンザシーズンの2020年11月から

2021年3月の期間中に、全国で14件で52例

発生し、987万羽が殺処分された。

これは、全国で飼育されている鶏3億2000

万羽の3・1%に相当した。

このため、鶏卵市場でも異変が起こり、品

不足で大幅な値上がりを呼び、特売品が

姿を消した。

2022年4月、3月からシベリア方面から日本に

やって来ていた鳥たちの北帰行が始まり、

毎年、鳥たちの通過地点では、鳥インフルに

神経をとがらせる時期だ。

今年は、北海道で3月から集中的に、鳥イン

フルへの感染報告が集中している。

中には、網走市で大型鳥のエミューも高病原性

鳥インフルエンザに感染していることが判明し、

500羽が殺処分されている。

また、道内最大クラスの白老町の養鶏場では

52万羽という大量の鶏が殺処分された。

多種多様な野生動物の生息する北海道では、

環境省が札幌市内で確認した事例では、鳥の

仲間のハシブトガラス18羽から高病原性鳥

インフルエンザウィルスが検出されただけで

なく、タヌキやキツネからも検出されている。

タヌキやキツネかのも検出は初事例とされる。

高病原性鳥インフルエンザウィルスには、

A/H5亜型のものとA/H7亜型のものがある。

ヒトが感染するインフルエンザウィルスの

A型は、起源は鳥インフルエンザウィルスだと

考えられている。

鳥インフルエンザウイルスは、カモなどの

野生の水鳥の腸内に多く生息しており、水鳥

には悪い症状は出ないが、水鳥から鶏などの

家禽に感染するようになり、家禽の神経症状や

呼吸器症状を起こさせるように変異をした。

A型インフルエンザは、多様な動物種が罹患

することで知られ、ブタ、イヌ、ウマ、クジラ、

アザラシなどの動物もインフルエンザに罹る。

ブタなどを介して、ヒトに感染し易く変異した

ウィルスにヒトが感染し、ヒトからヒトへの

感染能力をウィルスが獲得すると、2009年の

新型インフルエンザ(H1N1)によるパンデ

ミックの再来となる危険性がある。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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