鳥インフルエンザシーズンの2020年11月から
2021年3月の期間中に、全国で14件で52例
発生し、987万羽が殺処分された。
これは、全国で飼育されている鶏3億2000
万羽の3・1%に相当した。
このため、鶏卵市場でも異変が起こり、品
不足で大幅な値上がりを呼び、特売品が
姿を消した。
2022年4月、3月からシベリア方面から日本に
やって来ていた鳥たちの北帰行が始まり、
毎年、鳥たちの通過地点では、鳥インフルに
神経をとがらせる時期だ。
今年は、北海道で3月から集中的に、鳥イン
フルへの感染報告が集中している。
中には、網走市で大型鳥のエミューも高病原性
鳥インフルエンザに感染していることが判明し、
500羽が殺処分されている。
また、道内最大クラスの白老町の養鶏場では
52万羽という大量の鶏が殺処分された。
多種多様な野生動物の生息する北海道では、
環境省が札幌市内で確認した事例では、鳥の
仲間のハシブトガラス18羽から高病原性鳥
インフルエンザウィルスが検出されただけで
なく、タヌキやキツネからも検出されている。
タヌキやキツネかのも検出は初事例とされる。
高病原性鳥インフルエンザウィルスには、
A/H5亜型のものとA/H7亜型のものがある。
ヒトが感染するインフルエンザウィルスの
A型は、起源は鳥インフルエンザウィルスだと
考えられている。
鳥インフルエンザウイルスは、カモなどの
野生の水鳥の腸内に多く生息しており、水鳥
には悪い症状は出ないが、水鳥から鶏などの
家禽に感染するようになり、家禽の神経症状や
呼吸器症状を起こさせるように変異をした。
A型インフルエンザは、多様な動物種が罹患
することで知られ、ブタ、イヌ、ウマ、クジラ、
アザラシなどの動物もインフルエンザに罹る。
ブタなどを介して、ヒトに感染し易く変異した
ウィルスにヒトが感染し、ヒトからヒトへの
感染能力をウィルスが獲得すると、2009年の
新型インフルエンザ(H1N1)によるパンデ
ミックの再来となる危険性がある。
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