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2022年4月5日火曜日

地震調査委 日向灘・南西諸島M8級地震の恐れ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
梅 林 の 紅 梅



政府の地震調査委員会は、3月25日、日向灘と

南西諸島海溝周辺で今後30年以内に起きる

可能性がある地震の長期評価を公表した。

M7級の規模の地震について、日向灘での

発生確率を80%、沖縄の与那国島周辺は90%

以上と非常に高い評価となった。

両地域とも、発生確率は[不明]としながらも

M8程度の地震が起きる恐れがあるとしている。

また、南西諸島海溝周辺では、1771年に

約30mの大津波が先島諸島を襲った[八重山

地震津波
](M7・4)の地震のように、M8級の

地震では想定される以上の規模の津波に

襲われる可能性もあるとする。

今回評価した地域に隣接した東海―九州沖の

南海トラフでは、今後30年以内にM8~9級の

巨大地震が70~80%の確率で発生すると

考えられている。

また地震調査委は、鳥取―長崎沖にある

日本海南西部の海底活断層で起きる地震に

ついても長期評価を公表した。

海底の活断層は陸域に比べて調査が難しく、

長期評価の公表は初めてのこと。

M7以上の地震が30年以内に起こる確率は

8~13%としている。

日本海南西部の海底活断層の東部には、この

海域で最大となる長さ94Kmの伯耆(ほうき)沖

断層帯があり、M7・7~8・1の地震が起きる

可能性があるとしている。

M7以上の地震が30年以内に起きる確率は

東部が3~7%、中部が3~6%、西部が1~3%。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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