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2022年4月27日水曜日

トンガ噴火に伴う潮位変化は「ラム波」

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
妙  心  寺



2022年1月15日午後1時頃に、南太平洋の

トンガで大規模な噴火が発生した。

海底火山の噴火であったため、津波が発生し、

日本でも津波の到着予測時刻が計算され、

気象庁から警戒が呼び掛けられた。

だが、津波到着予想時刻より早い、同日の

午後8時ごろから翌16日未明にかけて、

太平洋沿岸各地で「潮位変化」が観測された。

鹿児島県奄美市で1・2m、岩手県久慈市で

1・1mなどの潮位上昇が観測された。

気象庁は、潮位変化が起こる直前に、トンガ

方面から日本列島に向けて約2ヘクトパス

カルの気圧上昇の波を確認していた。

この現象について、気象庁は2月以降に、

有識者を交えた研究会を開催した。

その結果、潮位変化をもたらした気圧波は、

「ラム波」と呼ばれる大気と海面や地面との

間に生じる境界波であることを突き止めた。

ラム波は、大規模な火山噴火で発生し、音速

より少し遅い毎秒約310mで進み、遠くへ

進んでも速度が減衰しにくい特徴を持つ。

このラム波が海面を押したことなどで潮位

変化が発生したことが判った。

このほかにも、日本沿岸部の複雑な地形など

複合的な要因が潮位に影響した可能性がある。

気象庁は、今後、気圧波の速度から算出した

潮位変化の到達時間も発表する。

だが、潮位変化の高さの予測は困難とする。

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