2022年1月15日に噴火したトンガ沖の巨大
噴火は、1991年の噴火規模がVEI・6とされる
フィリピンのピナトゥボ火山噴火に相当する
規模であったとされる。
NASAが、上空の2基の観測衛星の画像差から
解析して得た結論では、噴煙が噴火から30分で
成層圏を抜け、高さが58Kmの中間圏にまで
到達していた。
1回目の爆発からわずか30分ほどで、海面から
押し上げられた火山灰や水蒸気、ガスなどが
急速に上昇し、58Kmの中間圏まで押し上げ
られ、2回目の爆発でも高度50Km付近にまで
噴煙が到達しており、成層圏と中間圏の
境界まで届いていた。
これまでの記録は、1991年のピナトゥボ
火山での噴煙高さの35Kmだった。
噴煙の高さを観測する際には、通常、衛星の
赤外線観測装置から得られた温度データを
利用するが、噴煙は上昇するに従い、温度が
下がるため、この方法では最高16Kmが限度。
今回の高さ測定は、2基の人工衛星がほぼ
同時刻に捉えた画像同士を比較し、その角度差
(視差)から噴煙の高度を算出する方法で測定。
2基の衛星は、米海洋大気庁(NOAA)が運用する
静止軌道環境衛星17号(GOES-17)および日本の
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のひまわり8号。
この2基が、噴火で噴煙が上昇する時に、偶々
良い位置にいたことが、測定が出来た。
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