ページ

2022年4月2日土曜日

GPSデータを活用した地震発生確率の精度向上

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紅 梅  戒壇堂



日本列島には、知られている断層だけで

2000を超えるとされ、未知の断層も数多い。

内陸地震を起こす断層は、一般に、航空写真や

掘削調査などを通じて活断層の位置や、地震の

履歴などを調べ、将来起こりうる地震の規模や

発生間隔を推定し、計算している。

過去の記録だけから全てのリスクを明らかに

するのは限界があり、2004年の新潟県中越地震、

2008年の岩手・宮城内陸地震など、それまでは

知られていなかった断層がずれ動いた地震だった。

近年は、大地の動きを捉えるGPSのデータから、

地震発生の引き金となる[ひずみ]がどの程度

蓄積しているのか分析し発生確率を算出している。

西日本を対象にした分析では、30年以内に

M6・8以上の大地震が起こる確率は、鹿児島県と

宮崎県などの九州南部で31%~42%となっている。

地震調査研究推進本部が、従来の手法で同じ

領域で活断層の調査に基づいて算出した発生

確率は7%~18%で、2倍以上高い結果となった。

2021年9月16日にM5・1の地震が発生した能登

半島でも、地面が隆起する地殻変動が確認されて

いて、現在も継続しているとする。

活断層が見つかっていない地域でも、歪の

地区性が進んでいる可能性がるので、GPSを

活用した調査対象を、今後、全国に拡大して

分析を進めて、GPSのデータも組み合わせて

総合的に長期予測の精度向上への取り組みが進む。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









0 件のコメント: