10年ほども以前に、訪れたことのある山中の
公園で真っ赤な枝サンゴのようなキノコが
見つかり、猛毒の[カエンダケ]で大騒ぎに。
子供たちも野外学習やリクレーションで
よく訪れる公園の林で発見された。
ナラ枯れが一帯に広がっている時期であった
ため周辺各所で発見が相次いだ。
もともとカエンタケは原生林のような自然の
林に発生する珍しいキノコだった。
近年、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が
ミズナラ・カシワ・コナラ・クリ・シイ・
カシ等の樹木に穿入し、樹幹内部でナラ菌を
培養・繁殖することで樹木を枯死させる
[ナラ枯れ]が北上して、東北地方にも被害が
拡散している。
[ナラ枯れ]で枯死した樹木の周辺では、
しばしばカエンダケの群生が発見される。
カエンタケは、夏から秋にかけて発生する
赤やオレンジ色のキノコで、人の手指や
トサカのような形をしている。
触ると皮膚にかぶれを起こす。
食べると、下痢や嘔吐、消化器不全や脳神経
障害などを引き起こす。
最近は、ソロキャンプブームでキャンパーが
山林周辺で火を焚くことが多くなった。
だが、指定場所以外での焚火は厳禁。
山林周辺の土壌中には、松の木を枯らす
茶色いキノコの[ツチクラゲ]の菌が潜む。
ツチクラゲは、キノコの一種で、普段は
胞子の状態で土の中でじっとしているが、
山火事などで土の温度が上がると、競合する
菌類が減ったり死滅したりすると同時に、
高温が引き金となってツチクラゲの胞子が
発芽して周辺に広がり活動を活発化させる。
ツチクラゲは、松の木を枯らし、枯れた松
には、マツ枯れ(マツ材線虫病)の病原である
マツノザイセンチュウを媒介するマツノ
マダラカミキリが衰弱木に産卵し、マツ
枯れを拡散させることになる。
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