カナダ・オタワ大学の研究チームによる、
高緯度北極圏の試料分析から、地球温暖化と
氷河融解に伴って北極圏が新たなウイルスの
パンデミックの温床となることが明らかに。
研究チームは、2017年5月~6月に北極圏北部で
最大の容積を持つヘイゼン湖の土壌と湖沼
堆積物の試料を採取した。
採集試料のRNAとDNAを解析して、既知の
ウイルスやその宿主となる動物、植物、
真菌類と一致する固有の特徴を特定。
さらに、独自に開発した処理方法を用い、
ウイルスの溢出のリスクが、氷河の溶解流出に
よってどのような影響を受けるのかを算出した。
その結果、氷河からの融氷水がより多く含ま
れる水路で採取した試料ほど、このリスクが
大きいことが示された。
[ウイルスの媒介者や貯蔵庫となる種の生息域が
気候変動によって北上すれば、高緯度北極圏は
パンデミックが出現する温床となるおそれが
ある]と警鐘を鳴らす。
北極圏は気候変動の影響をもっとも受けやすい
地域の一つ。
過去20年間で、北極海の冬季の氷の3分の1が
消失している。
これにより、動物やヒトがますます北極圏
近くで生活する機会が増えることになる。
北極圏からウィルスが漏れ出しが多くなる
一方、動植物の生息域の北上も伴うため、
北極圏からのウィルスによる影響が増加する。
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