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2022年10月15日土曜日

東京都 首都直下地震の危険地区ランキング

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
お 堂 の 花



東京都は、発生が懸念されている首都直下

地震の発生による建物倒壊や火災発生の

危険性などを町(丁目)ごとに評価し、5段階に

ランク付けした[地域危険度]を地4年半ぶりに

更新して公表した。

都内では建物の耐震化や不燃化が進み、

全体の危険度は低下しつつある一方、荒川、

隅田川沿いや品川、大田、中野、杉並各区の

一部では危険度が高い地域が広がっている

ことが浮き彫りになった。

既に市街地を形成しているか、今後10年以内に

開発される見通しの[市街化区域]の5192町

(丁目)が調査対象で、同じ揺れの強さに

遭遇した場合を想定して算出。

[建物倒壊危険度][火災危険度][総合危険度]の

3種類でランク付けをした。

総合危険度では、最も危険度が高いランク5は

85ヶ所存在した。

1位は都電荒川線の町屋駅前駅の南西側に

ある荒川区荒川6(前回3位)。

2位も荒川線町屋二丁目駅北側の荒川区町屋4

(同1位)。

3位はJR北千住駅東側の荒川沿いにある

足立区柳原2(同11位)。

荒川や隅田川が近い荒川、足立、墨田、

葛飾など23区東部の6区の街がランク5の

うち4分の3を占めた。

危険度上位には、品川区南西部、大田区

中央部、中野区、杉並区東部なども含まれる。

総合危険度で、相対的に最も安全とされた

場所は12カ所あった。

中央区浜離宮庭園や葛飾区水元公園、多摩

動物公園がある日野市程久保7など、大規模

公園の付近が目立った。

建物倒壊危険度の高い地域は、比較的弱いと

される地盤の上にあり、古い木造の建物が

密集している23区東部などに分布している。

墨田区京島2と京島3、足立区柳原2の順で

危険度が高かった。

火災危険度の高い地域は足立区柳原2、

荒川区荒川6、墨田区京島2の順で高く、

耐火性の低い木造住宅が密集している

前回2018年2月の公表時に比べ、都全体の

傾向として建物倒壊の危険は約2割、火災の

危険は約5割減少し、ほとんどの地域で

危険性は下がっている。

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