国立感染症研究所の報告では、2023年の
マダニの媒介による感染症SFTS 患者数が、
10月8日の時点で、全国で122人となり、
統計を取り始めた2013年以降で最多となった。
森林や原野などに棲息するマダニに咬まれると、
マダニが媒介するウイルスによって発熱や
下痢などが引き起こされる感染症、[重症
熱性血小板減少症候群(SFTS)]を発症し、
発熱や下痢などの症状を引き起こす。
現在、SFTSに対する特効薬もないことから
専門家によるとヒトの致死率は、10%以上、
25~30%にも達するとされている。
既に、昨年の患者数の118人を上回っており、
秋の収穫になって、田畑に入る機会も増える
ので、マダニに咬まれぬよう注意が必要だ。
発症者の都道府県別では、山口県が13人、
宮崎県が12人、大分県が11人などと、西
日本で多くの患者が出ている。
専門家は、[温暖化の影響で、マダニの
生息域が広がっている可能性がある]とし、
山の中や草原に入るときは、必ず長袖や
長ズボンを着用するなどの注意が欠かせない。
更に、最近、懸念が高まっているのが、
マダニにかまれたペットのネコやイヌを
通じて、飼い主や獣医師らが感染すること。
国立感染症研究所によれば、獣医療関係者
だけで18年以降計10人が感染し、22年にも
2人が感染しているとする。
専門家は、想定している以上に、ペットから
感染した人がいるのではないかと懸念を示す。
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