6月21日、鹿児島県十島村の悪石島と小宝島の
間の少し小宝島寄りの海底、深さがおよそ
20Kmを震源として始まった群発地震は、
6月30日にはM5・3、震度5弱の地震を記録。
7月2日には、ほぼ同じ場所を震源とする
M5・6、震度5弱の最大の揺れを記録。
福岡管区気象台の発表では、6月21日から
7月30日までに発生した震度1以上の有感
地震は、累計で2230回となった。
このため、十島村では悪石島と小宝島からは
今月4日以降、希望する住民およそ70人が
鹿児島市のホテルや親族の家に避難した。
村当局は、[震度4以上が5日間観測されなかった
場合]として帰島を計画し、7月21日までの
5日間、震度4以上が観測されなかったので
希望者は順次、それぞれの島に帰島した。
十島村は、南北160Kmに広がる海域の有人島
7島、無人島5島の径12の島々で構成されて
いる多島村。
[悪石島]は第四紀後期更新世(約10万年以降)に
活動した,「複式火山」による新しい火山島で
あり、小宝島は海底火山にできたサンゴ礁の島。
震源は、悪石島から南の小宝島までのおよそ
35Kmの間で、広範囲に分布している。
専門家の分析では、この2島の間には2~3つの
断層帯が存在すると見られ、それらの間で
震源が移動して群発地震を発生させている。
鹿児島大学南西島弧地震火山観測所所長は、
トカラ列島は、東側でフィリピン海プレートが
大陸側のプレートに沈み込む。
トカラ列島は、火山島であり中之島の御岳及び
諏訪之瀬島の御岳では、今も噴煙を上げている。
西側の海域には、海底がV字型のくぼ地になって
いる[沖縄トラフ]が存在し、このトラフでは
上方向に周囲を押し広げる動きをしている。
トカラ列島の東では、フィリピン海プレートが
年6センチほどの速さで沈み込んできており、
この両トラフに挟まれて、地殻変動が激しく、
海底には多くの断層が存在する。
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