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2025年8月13日水曜日

ヤンバルクイナ マングース退治で生息数回復

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
フ  キ



世界自然遺産登録地の沖縄のやんばるの森に

国指定天然記念物のヤンバルクイナが棲息する。

沖縄島北部の国頭村,大宜味村,東村の

[やんばる(山原)]地域の常緑樹林帯に棲む

ヤンバルクイナは、ほとんど飛ぶことが出来ず、

地中の小動物や、カタツムリなどを太くて

大きいくちばしで固い殻を割って中身を食べる。

1981年(昭和56年)に新種として発見されたが、

当初1800羽ほどいたのが、1910年にハブや

マムシ、ネズミの駆除要因として沖縄南部に

放たれたマングースが、北上してやんばるの

森に入り込み、ヤンバルクイナを捕食。

マングースは、ハブ捕食よりも沖縄の生態系を

破壊し、農作物を荒らす害獣となり、2002年

には推定3万頭にまで増殖した。

2005年、環境省の調査では推定個体数が

720羽まで減少し、15年以内に絶滅するとの

試算が出された。

1993年にマングース捕獲報奨金が創設され

しばらくの間は市民の間で駆除が行われた。

環境省は2001年から駆除事業を開始し、

21年度までに5813匹のマングースを捕獲。

官民を挙げた[やんばるの森]の保護活動で、

21年度にはクイナの推定個体数が1702羽まで

回復し、その他の固有種のノグチゲラや

ホントウアカヒゲ、ケナガネズミなどの

生息数も回復に向かっている。

最近では、沖縄県中部の名護市源河の山中で

ヤンバルクイナが確認されている。

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