7月30日、カムチャッカ半島の州都ペトロ
パブロフスクの南東沖で発生したM8・7の
巨大地震の影響が次々と現れている。
アメリカの地質調査所(USGS)は、8月3日午後、
カムチャッカ半島の先端、千島列島の
パラムシル島(幌筵島)の東方沖を震源とした
M7・0の地震が発生した。
気象庁は、震源の近くで津波が発生する
おそれがあるとして、周辺の各国に[北西太平洋
津波情報]を発表したが、幸い津波はなかった。
7月30日の巨大地震に因る誘発地震とも。
千島海溝では、太平洋プレートが年間
約8㎝の速度で、陸側の北米プレートの下に
沈み込んでおり、千島列島に続くカムチャッカ
半島では、南北に列になって活動が活発な
火山帯が存在している。
半島内には200以上の火山が存在し,うち
29が活火山である。
8月3日、標高が1856mのヴルカン・クラ
シェニンニコフ火山が噴火し、噴煙が高さ
6000mまで吹き上がった。
この火山の噴火は、1463年前後以来の噴火に。
4日には、噴火活動中のユーラシア大陸最高峰の
活火山クリュチェフスカヤ(約4750m)も噴火。
噴煙は9000mに達したとされる。
現地メディアは、カムチャツカ半島では
ベジミャニ火山、カンバルニ火山、カリム
スキー火山、ムトノフスキー火山、アバチン
スキー火山などが同時に活性化したと報じた。
アバチンスキー火山の山麓には、州都の
ペトロパブロフスクが位置し、大きな噴火が
発生すれば、大きな被害が発生するという。
また、この州都がある大きな湾の南対岸には
閉鎖都市のビリュチンスクがあり、原子力
潜水艦の基地となっている。
ロシア独立系メディアは、7月30日の巨大地震で
発生した3~4m津波が、原潜湾内の基地に
大きな被害を及ぼした模様だと報じている。
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