農林水産省は、全国のスーパーで8月10日までの
1週間に販売されたコメの平均価格は、5Kg当り
税込みで3737円と、前の週より195円値上がり
したと発表した。
下がるはずの価格が底を打ち反転したのか。
農林水産省は、5月から随意契約での備蓄米の
売り渡しを始め、新米が出始める8月末までに
売り切るという条件が付いていた。
随意契約米は、21年産米20万トンと20年産米の
10万トン、国会議員がコケコッコーの餌だと
嘲笑した古古古米が中心。
中小小売業者を中心に契約が結ばれたが、
農林水産省によれば、これまでに32万トン分の
売渡契約を結んだが、引き渡しの遅れなどを
理由にキャンセルされた4万トンを除いて、
全体の3割余りにあたる10万トンが8月18日頃
時点で、まだ出荷されていなという。
このため、9月以降も小売業者による販売を
認めると発表。
政府が、想定する5Kg当り1800円と1700円台の
価格帯の備蓄米だ。
銘柄米は、この倍を超える価格で店頭に
並んでいるので、コメ高に苦しむ家庭には
歓迎する決定だ。
一方、高値に張り付いている銘柄米よりは
500円程度は安くなるのではないかと期待
された新米価格は、期待外れで4000円を
可能性があるとの指摘もある。
その原因は8月中旬に、JA全農がコメ農家に
前払いする[概算金]が2024年の1・7倍以上に
決めたことにある。
この価格は、コメ農家からは、大方の予想を
上回る価格だと歓迎の声が聞かれる。
24年に、JA全農が予定していた量のコメを
農家から買い付けられなかったからだ。
買い負けをした反省から、高値に設定したのだ。
消費者無視の、自らの商売優先、利益重視の
方針によるもので、しわ寄せはまた消費者に。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿