トカラ列島近海では2025年6月21日より、
悪石島と小宝島の間を中心に地震活動が活発化し
8月8日までに、震度1以上の地震が2017回発生、
7月2日に最大規模となるM5・6を、7月3日には
悪石島で最大震度である6弱を観測した。
この2つの島の間、約35Kmの間を中心に
トカラ列島、12の島々の周辺には、[トカラ
ギャップ]と呼ばれる水深1,000m程の海底谷が
存在しており、渡瀬線と呼ばれる陸棲動物の
生物地理区境界ともなっている。
この地域に、震源が集中していることについて
マグマだまりから上昇して来たマグマが、
岩盤の割れ目に、幅広く板状に貫入して板状の
ダイクとなり、貫入した各所での岩盤破壊や
圧力の変化が地震を誘発しているとされる。
トカラ群発地震は、他の大きな地震を誘発する
可能性は少ないとされるも、近くでは1771年に
発生した八重山地震(推定M7.4)は、明和地震と
呼ばれ高さ30〜40mの巨大津波が発生して、
石垣島を中心に合計で約1万2000人にも及ぶ
犠牲者が出た。
更に、トカラ列島を含む南西諸島では、
1911年にM8.0と推定される喜界島地震が発生し、
高さ数mの津波が南西諸島の島々を襲い、
数十人の犠牲者が出たとされている。
専門家が、軽視できないとして指摘している
のは、トカラ列島下のマグマは、超巨大な
カルデラ噴火を起こした喜界島カルデラと
繋がっていることだとする。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿