2026年、丙午の年明けから瀬戸内の沿岸部で
行われているカキの養殖業者を悲劇が襲った。
軒並み、養殖中のカキが死滅したのだ。
生育が不良というレベルではなく、入って
いる筈の身が溶けたようになって死んでおり、
死因は不明だとされているから厄介だ。
養殖カキの生産量の8割を占める瀬戸内海で、
養殖カキは県の重要な産業の一つだけに、
出荷シーズンに受けたショックは大きい。
一方、東北・三陸沿岸のカキには目立った
異状は確認されていない。
カキ養殖の本場、生産量6割を誇る広島県では
西部海域で3~9割、中部海域で7~9割、
東部海域で5~9割が死滅。
隣の岡山県は、地区ごとに異なるが最大で
8割、兵庫県でも地区ごとの違いがある
ものの7~9割程度が死滅したとしている。
広島県水産海洋技術センターでは、主な原因は
[高水温・高塩分]だとしている。
25年の広島県沿岸の平均海水温は、1991~
2020年の平均値より1.5~2度ほど高かった。
海水温度の上昇で、海水の塩分が高くなり、
カキが脱水症状のような状態になった可能性の
指摘があるが、これは被害地域で共通する。
また、海水表層と底層で水温差が生じ、酸素の
少ない水塊が現れる[貧酸素]の影響の指摘もある。
過密な養殖などで海中のカキの栄養分が
失われている可能性の指摘もある。
複合的な要因があるとする指摘も多い。
カキと同じ二枚貝のヒオウギ貝の養殖には
問題ないとされ、エビなどの甲殻類はよく
取れているため、養殖カキに集中的に表れた、
特有の要因があると思われている。
カキを2年近く養殖してから水揚げしているが、
来季水揚げする予定のものも大半が死んでいる
ため、来季はほぼ全滅の可能性に怯えている。
早急に、主要因を突き止めて、今後に備えた
対策を打つことが、業界の死活問題だ。
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