渓谷 油絵 10号
若葉が芽吹く頃の森の中は花の季節であり、花粉の
季節です。
2月中旬からのスギの花は、おびただしい量の花粉を
撒き散らして、その花粉は、花粉症の原因となり最近では
大変な嫌われ者です。
ガーゼ程度のマスクでは花粉の侵入を防ぎきれません。
山中をハイキングする時には、花粉防御用の専用マスク
の備えをしておかないと、花粉のアレルギーに自信の
ある人でも、数日は、鼻の奥がむずかゆくて、異常を
感じさせられます。
スギの花が終り、ヒノキの花も終りに近づくと、様々な
花の季節になります。
しかし、大抵は、頭上高く咲く花を見ることはできず、
ヤマザクラの花びらが足元に散っているのを見て、頭上
高くに、花が咲いているのを、初めて知ることになります。
大抵は、見上げても、光線が逆行になっていて、咲いて
いるのを確かめるだけで、花の姿を見ることはできません。
高木のヤマザクラを描いた絵画に出会うことがありますが
多分、心の中のサクラなのでしょう。
若葉の季節になると、色々な房状の花の花序が落ちて
いるのを見て花をつけている木を知ることになります。
カシやクヌギなどの木の仲間も房状の花を落とし、イチョウ
は長い房、花序を木の周り一杯に落としています。
美しい色が着いているわけでもなく、虫や蝶が多く集まっ
て来ていることはありませんが、頭上の樹冠は花一杯
の世界なのでしょう。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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