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2008年5月24日土曜日

カエルの声が


絵画 赤い花畑と青い山脈 油絵 10号


シダ類が多い山道を歩いていると所々でシャガの花が

咲いているのに出会います。

色の変化の少ない日陰で、白い花がひと際輝いて目に

映ります。

ヤブツバキの赤い花が落ちているところもありましたが

気温が低いこともあり、まだ花を付けている木を何本か

見かけました。

谷川のせせらぎが耳に入るところまで来ると、繁殖期に

備えたカエルの声が賑やかに聞こえてきます。

谷川の岩や下や側溝の石組みの隙間などの奥にいて、

グオッ・グオッ・グオッと鳴き交わしています。

時々、少し高い声でコオーと合いの手を入れるように

鳴いているのも居ます。

岩が笠状に張り出し、上から水が滴り落ちている場所が

ありますが、その岩の奥は丁度、オペラハウスのような

感じで、少なくとも数匹は居ると思われるカエルたちが

賑やかに合唱をしています。

合唱というよりは、やはりオペラを演じていると言う方が

当てはまっているでしょう。

グオッ・グオッ・グオッ、ゴッ・ゴッ・ゴッとリズミカルでも

あり、特に奥まった場所では反響の効果もあって、バス

の歌い手は貫禄充分でした。

昨年、夏の雨の日に出会った子蛙?は体長2~3cm

でしたから、岩穴の広さから推定しても、体の大きな

カエルではないでしょうが、それにしても鳴き声はよく

響く太い声の持ち主です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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