関西では年初の大きなお祭りといえばえびす祭り、阪神
地方ではえべっさん、大阪のプロバスケットチーム名は
「エベッサ(エヴェッサ)」である。
門の両脇や塀の角などには、大国さんと対でえべっさんが
置かれているのをよく見かける。
大国さんは米俵に打出の小槌を手にしているのに対して
えべっさんは大きな鯛を左脇に抱えて右手には釣竿を
持っているのが一般的なスタイル。
大国さんの陸に対して、えべっさんは海の神様として
信仰されている。
二神ともにふくよかな表情を備えた福の神として庶民の
信仰を集めている。
秋の収穫後の神無月の頃には、竈の神、ヘッツイさんの
神として五穀豊穣を願い、祝うえびす講がありますが
どちらかと言えば、関東地方が中心。
漁業の神様として、各戸に戎さんの像を玄関先に祭って
いる漁村の生活の紹介もテレビで時折見かけます。
大阪では今宮戎、堀川戎、神戸では鎌倉時代からの
歴史を持つ西宮戎が有名で、いずれも1月10日が
本祭になっている。
今宮のえべっさんでは「商売繁盛に笹持って来い」と
掛け合いが賑やかで、毎年本宮の夜は身動きが出来ない
ほどの人出で賑わう。
近くに昔から魚市場があり、また浜辺近くであったので
元々は漁業の神様だったのが、今では大阪商人の
商売の神さんに中心が移っている。
一刻も早く景気が景気が回復しますように、えべっさん
たのんまっせ!
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