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2010年1月11日月曜日

新車販売 38年ぶりに300万台割れ

花のある花瓶  油絵  10号



09年の年間の日本の新車販売台数が300万台をも

下回っていることが明らかになりました。

軽自動車を除くと、292万1085大となり、昭和46年

以来の300万台割れになります。

不景気対策の一つとしてエコカーに対する大幅な減税や

補助金の支給など販売落ち込み阻止に備えた経済対策を

打ち出しましたが、一部のハイブリッド車だけに注文が

集中するだけで、幅広い底上げには結びつきませんでした。

税金の投入でトヨタ自動車を救ったような結果です。

08年に比べて9.1%のマイナスでしたが、堅調であった

軽自動車にも需要の減少が及んでいて、価格の安さと

燃費性能の良さや維持費の安さなどの利点を備えている

軽自動車もマイナス9.7%とほぼ同等の落ち込みです。

雇用が不安定であり収入が伸びない中で、若者にとっては

とても新規に新車を買おうとする意欲は湧かないでしょうし、

また、買換えも故障で動かない状態にならない限り、

積極的に買い換えようとする気持ちにはならないでしょう。

エコカーに対する補助金支給制度を半年間延長する

することになって、自動車業界では落ち込みの下支えに

なってくれることに期待を寄せています。

トヨタの労組出身で実力を備えた人が経済産業大臣で

あることが大きく影響しているのでしょう。

しかし、車の値段を下げることにやたらと税金を注ぎ込む

のではなくて、雇用の促進と収入の安定化にもっと

積極的に取組む必要性があるのは明らかです。

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