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2010年1月18日月曜日

ハイチで大地震

パリの街角  油絵  10号





今年も年明け早々の4日に、南太平洋のソロモン諸島で

M7クラスの大地震が発生したとのニュースがありました。

続いて日本時間で13日なって、カリブ海の国、ハイチで

M7.3の直下型地震が発生して、大きな被害が出ていると

報ぜられて、死者が5000人に達するかも知れないとの

速報で、大地震だとの注目を集めました。

ハイチが乗っているカリブプレートと北米大陸のある

北米プレートがぶっつかる境界線で、過去にも何度か

地震はあったようですが、倒壊した家屋のガレキの様子を

みると、こうした大地震に対する備えがほとんどされて

いない建築構造のため避難が間に合わなかったのです。

四川大地震の際の建物の倒壊の状況は、地震に対する

備えを意識した構造でしたが、規模の大きさと手抜き

工事などにより被害を大きくしていました。

今回は、ホテルや大統領府などの主な公共建造物の

倒壊の様相からも耐震構造でなかったことは明白です。

政治的な混乱による国内の治安維持に備えて派遣されて

いた国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)の入る

建物も姿を止めないほどまで破壊されて、200人を超える

職員が建物の下敷きになったと伝えられます。

派遣団の代表と副代表を含むトップ3人が死亡しています。

犠牲者数が20万~30万人とも伝えられる大惨事と

なっていて、一国も早い救済・支援が待たれています。

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