パリの街角 油絵 10号
今年も年明け早々の4日に、南太平洋のソロモン諸島で
M7クラスの大地震が発生したとのニュースがありました。
続いて日本時間で13日なって、カリブ海の国、ハイチで
M7.3の直下型地震が発生して、大きな被害が出ていると
報ぜられて、死者が5000人に達するかも知れないとの
速報で、大地震だとの注目を集めました。
ハイチが乗っているカリブプレートと北米大陸のある
北米プレートがぶっつかる境界線で、過去にも何度か
地震はあったようですが、倒壊した家屋のガレキの様子を
みると、こうした大地震に対する備えがほとんどされて
いない建築構造のため避難が間に合わなかったのです。
四川大地震の際の建物の倒壊の状況は、地震に対する
備えを意識した構造でしたが、規模の大きさと手抜き
工事などにより被害を大きくしていました。
今回は、ホテルや大統領府などの主な公共建造物の
倒壊の様相からも耐震構造でなかったことは明白です。
政治的な混乱による国内の治安維持に備えて派遣されて
いた国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)の入る
建物も姿を止めないほどまで破壊されて、200人を超える
職員が建物の下敷きになったと伝えられます。
派遣団の代表と副代表を含むトップ3人が死亡しています。
犠牲者数が20万~30万人とも伝えられる大惨事と
なっていて、一国も早い救済・支援が待たれています。
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