玉葱と書物のある静物 油絵 10号
1月に入って寒気団ややって来て、中国や韓国では
数十年ぶりとなる大雪や観測史上最低気温を記録した
とするニュースが伝えられていました。
寒さをもたらした寒気団が通り過ぎた後の20日が大寒で
やはり、暦は正直で大寒の頃は一年で一番寒い時期に
当るのだとなればニュースにはならなかった。
ところが、この20日には日本各地では観測史上最高となる
暖かい日となってしまった。
沖縄では夏日に、オホーツク海沿岸では流氷もやって
来れない34年ぶりとなる暖かさ。
全国の29ヶ所で1月としては過去最高となる気温を
記録したとなるから、これは気象上では特異性を備えた
記録すべき日になった。
昨年末にCOP15の地球温暖化問題で登場した国連の
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、この同じ
20日に、2035年にヒマラヤから氷河が消滅するとして
警告を発していた2007年の報告を取り消している。
日本のこの異常な暖かさがヒマラヤで続けば、おそらく
2035年までに氷河はなくなることだろう。
実際は、現状の地球の温暖化が進行すれば2350年には
氷河消滅するとするところを間違えて2035年としたらしい。
なんともお粗末さを備えた国際機関に、COP15の
成果の無かった結末もうなずけるというものだ。
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