カナダのケベック州で、6月1日に喫煙者らが大手
たばこ会社3社を相手取って起こした2件の集団
訴訟で、ケベック州の高等裁判所がたばこ会社側に
対して、カナダの訴訟では過去最高額となる総額
150億カナダドル(約1兆5000億円)の損害賠償支払を
命じる判決を言い渡した。
今回の集団訴訟は、喫煙によって肺がんや咽喉
がんなどを発症したと訴える喫煙者と元喫煙者計
9万9957人が起こしたものと、たばこ中毒となり禁煙
できなくなったとして91万8218人による訴えの計2件。
原告はいずれもケベック州民だったが、中毒になった
ことを理由にした訴えは意外だが、やはり賠償金を
受けられるのは前者の原告9万9957人だけだった。
カナダでは国民の喫煙率がここ10年で22%から
15%に減るなど、たばこ離れが急速に進んでいる。
また、喫煙を助長させる働きを備えるとしてメントール
成分含有タバコの販売禁止の動きも出て来ており、
喫煙に対する世間の締め付けも厳しさを増している。
喫煙と肺がんなどとの因果関係が明確になって
おり、日本でも同様の集団訴訟が現実味を帯びる。
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