中国民は誕生地により戸籍が農村戸籍と都市戸籍に
厳格に区分されており、農村から都市への移動は
基より、国から受けるサービスにも大きな差がある。
現在都市人口は54%ほどとなっているが、全てが
都市が備えている教育や医療のサービスを平等に
受けられる訳ではない。
全国の年には、農村から都市への親の出稼ぎに
伴われて来て都市に居住する流動児童(1~7歳)が
2877万人居る。
北京市を始め、各都市では流動児童の入学数が
毎年増加し続けるため、教員不足や施設の不足
などによる出費増のため厳しい入学制限をしている。
親の実家に子供の面倒をみる老人が居ない証明など
5種類の証明書(五証)の提出を義務付けるなど
実質、入学を拒否する壁を設けて、多くの子供が
都市部で義務教育を受けられず故郷へ戻ることに。
2013年度には、農村部で出稼ぎの親と離れて生活を
している留守児童が6102万人も居る。
また、子供1人で生活をしている独居児童が
200万人も存在するとされ、毎年自殺や事故死する
痛ましい事件が発生している。
地方都市の政府は、教育関連投資は幹部の在任
中には利益を生まない投資であるため敬遠される。
特に、流動児童が多く、毎年、新入学する子供が
2万人づつ増加する北京市では、受入れに備えた
教員増や校舎建設が追いつかぬとして流動児童に
対して厳格な受入れ制限を実施している。
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