ギリシャ時代から、人々の食生活と密接に繋がって
来たオリーブに大きな問題が持ち上がっている。
古代ギリシャとも交易があったとされる長い歴史を
備えたイタリア南部、プーリア地方のオリーブの木に
異変が起り、オリーブ関係者に衝撃が走っている。
樹齢500年を超えるとされる古木が立ち並ぶ広い
オリーブ畑で、次々と木が枯れて行くのだ。
植物を萎びさせる毒性を備えた「ピアス病菌」という
細菌感染でオリーブの大量伐採の危機に瀕した。
この細菌を駆除する薬剤が無いので伐採して
焼き畑をするしか対応策が無いという。
世界で第2位のオリーブオイル生産国イタリアでの
大事件であるため、オリーブオイルが無くなるの
ではないかとする記事も見掛ける。
だが、イタリアの生産量は全世界の22.4%だから
特段、大騒ぎをすることもない。
しかし、純粋の成分を備えたエキストラバージンの
生産量や価格に大きな影響を与える可能性は大だ。
スペインは世界の51%を産出し、多くをイタリアへ
輸出し、イタリア産と表示して全世界に輸出される。
スペイン産ではエキストラバージンのオイルは最大
20%程度とされるので、高品質製品不足は不可避だ。
だが、日本では「エキストラバージン」と表示された
商品が不足する事態にはならないから安心だ。
何故なら、日本には「エキストラバージン」と表示
する基準が存在しないから。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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