一般的な日本人の認識、特に女性にとっては
ビタミンCが備える美容効果には絶大の信頼を
置いているのではないだろうか。
かんきつ類を摂取することで、活性酸素から
細胞を守り、代謝を良くし、肌の老化を防ぐ。
或は、肌のシミを防ぎ、改善の働きをする。
確かに、ビタミンCはこうした肌への美容効果を
備えていることは間違いがないとしても、摂り
過ぎは逆効果で皮膚がんになるリスクが高まる
との報告が出されている。
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の6月の学会誌で
全米の女性63,810人について1984~2010年間に、
男性41,622人については1986~2010年までの間、
皮膚がんを発症した1840人を対象に、摂取した
かんきつ類との関連性を調査した結果を報告。
1週間に2回~4回、オレンジやグレープフルーツを
食べたり、そのジュースを飲んだ人は、1週間に
2回未満しか摂取しない人に比べて皮膚がんの
発症リスクが10%増加し、1日平均1・5回以上、
摂取した人の場合は36%も上昇した。
リスクが高かった人の大半はオレンジジュースを
飲み、グレープフルーツの果実を食べた人だった。
研究者らは、柑橘系の果物などに含まれる光毒性
物質で、人の皮膚の紫外線に対する感受性を高め、
皮膚を傷付け易くする「フロクマリン」や「ソラレン」が
原因だと説明している。
かんきつ類好きの人は、皮膚がん防止に備えて
太陽に長時間、肌をさらすことを避けるよう注意を
払うべきだと警告している。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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