8月12日から米国南部のルイジアナ州のバトン・
ルージュからリビングストンにかけた地域が豪雨に
見舞われ、記録的な洪水が発生した。
報告では15日朝までに600mm(約2フィート)以上の
雨が降り、ルイジアナ州南東部の9河川の水位は
過去最高の水位を記録し、1983年の洪水のときの
記録より1・5mも上昇して洪水が発生した。
米国南東部では、近年バケツをひっくり返したような
一気に降る雨が特に増加しており、1950年代と比べ
27%も増加しているという。
この地域での集中豪雨のメカニズムは、夏のこの
時期には、熱帯性の東風によってカリブ海全域を
吹く熱帯波が生まれ、それが北向きになって米国
沿岸部に向かって流れて行く。
こうして発生した低気圧が米国南東端のフロリダ州を
越えてメキシコ湾に入り込む。
衛星写真では、今夏は米国の南側のメキシコ湾
周辺の海水温が以上に高温になっており、また、
ルイジアナ州のバトン・ルージュの東に位置する
ニューオーリンズ上空の観測気球が過去最高に
近い大気中の湿度を記録していた。
高温の海水温により、メキシコ湾の大気は大量の
水蒸気を備え、雨嵐が発生する最適な環境だった。
専門家は、温室効果ガスで地球の大気が温められ、
そこにより多くの水分を貯められる環境になっている。
このため、今後もルイジアナ州で起きたような洪水が
世界各地で発生すると指摘している。
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